top of page

(2007/10/19)

リレー小説第19回

 初めまして、裏部員のAogamiです。

 草野さんからまわってきたリレーを新入部員のくせに失礼をお許しください…。

 

 

 〈04〉は目的の部屋につくまで一度も振り返らなかった。

 声を掛けようとも思ったがとりあえずやめておこう、理由なんて『俺がもしどんなにちぐはぐなことを質問したって彼女は答えてくれる自信があるから』で十分すぎやしないか…。

 そのくらいの誠実さでもって、彼女も俺に理解させる気のない答えしか用意してない雰囲気が、女を模した背からした。

 

 

///////////

 

 

第19回訂正

なんか、編集ができなかったのでここに訂正事項を書いておきます…。

 

上から二文目が日本語として明らかにおかしいです。

「草野さんからまわってきたのを新入部員のくせに長期放置した失礼をお許しください」が正しいです。

すみませんという字になりたいほど反省します。

 

 

///////////////

 

リレー小説第20回

どれほど歩いただろうか、突然目眩のような感覚に襲われたかと思えば、俺は今まで歩いていたのとは違う、六畳間ほどの広さの、ベッドと本棚だけがある、しかしそれでも今まで歩いていた無機質な場所に比べればいくらか人間味のある部屋に居た。

突然、「<02>」と、彼女が尋ねるように呼ぶと、ベッドの傍らに膝をついている、<02>らしき、銀の髪の老齢の男性を模したロボットは顔を上げ、光の宿らない眼でこちらを見つめ、

死んだように青白い顔でベッドに寝ている、ほんの十二、三歳くらいの翠色の髪をした少年に顔を戻した。

「眼を覚ますはずはない、心を奪われたのだから・・・・・・私は視力を、<01>は機動力を、<02>、君は感情を奪われた--両性具有体である、我らの同志であったはずの<03>に」絞るように言い、<02>である彼は黙り込んだ。

 

極裏部員の朝霧です。初投稿でパスワードも忘れかけてました。裏部員の癖に空気なんか読まないで超急展開です。一文一文がめちゃくちゃです。三文ってさすがに少なくないですか? もう20なのに進まなすぎな気が・・・・・・。

 

© 2024 東大文芸部

  • Twitter Classic
bottom of page