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(2007/09/16)

リレー小説17回

こちらがなにも言わないうちにさっさとベッドから降り、決然とドアの方へ歩みを進める「彼女」を見て、取り残されては大変と、俺も彼女のあとに続いてベッドから降りる。自力で動いてみて初めて分かったことだが、俺が入っているこのボディーは見かけだけではなく中身もかなりの原始的な代物らしい。触覚センサーは数える程しか装着されていないし、足の関節にしてもドアの蝶番並の自由度しかなく、歩いている途中で方向を変えるのは控えめに言っても至難の業だ。

 

ぎええええええっ、投げたブーメランがとうとう戻ってきちゃった!! とりあえず主人公に「基本的にまっすぐしか歩けない」というハンディキャップをつけちゃいました(笑)こんなチョロQみたいなロボット、現実にいたらマジで使えねぇなww 今回はベッドを降りただけで終わっちゃいました。扉の向こうには何があるのかは次の人に期待です。

 

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