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(2007/08/06)

リレー小説 第十一回

「あなたの製造番号は何ですか。」

 って、おい! どこにいたのかって、なんで思い出せないんだよ! それ以前になんで俺がロボットなんだよ!! それでも紛れもなく金属製の手で思わず頭を抱えると、先ほどと全く同じ抑揚で、透き通った声が部屋に響いた。そして、歯車の噛み合うキリキリという音……振り返ると、隣のベッドで眠っていたロボット(製造番号04?)がこちらを向き、冷たいガラスレンズの瞳でこちらを見つめていた。

 

 最初は一人称が「私」だったのに、いつのまにか「俺」に変わってしまったみたいですね。もう一度「私」に戻そうかとも思ったんですが、小説の流れとして世界観が「俺」寄りに変わってきているので、ここで逆流するのはまずいかと思って「俺」で書かせていただきました。 

 前半を書かれた方(特に冒頭を書かれた方)、どうもすみませんm(_ _)m

 

 それでは次の方、よろしくお願いします。

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