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(2007/07/06)
リレー第四回
さっきまでソファでぐうぐう寝ていた吉田です。京風銘菓さんよりバトンタッチを受けましたので、書かせて頂きます。てか考えてみたら、これが僕の小説デビューになっちゃうわけですね。最初の小説がリレー形式って、なかなか貴重な体験になりそう(笑)
「よかった。とりあえず人がいる」と安堵した私の心は、次の瞬間あっさり裏切られた。光学レンズの硬質な輝きを湛えた瞳、最高級の磁器の光沢を持った、あきらかに生き物のそれではない肌、後頭部のソケットに差し込まれた標準型有線データリンクケーブル、そして何よりも剥き出しの真鍮製胸骨の内側でコトコトと音を立てて動き続ける歯車とクラッチ・・・これは人間そっくりだが人間ではない。いつの時代のものかは知らないが、じつに精巧に造られたメカトロニック・オートマタだ。
いきなりSFっぽくしてしまいました。めんどくしてしまってすいません<(_ _)> ちなみに、押井守の「イノセンス」と、ウィリアム・ギブソンの「ニューロマンサー」が元ネタといえば元ネタです。
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