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(2006/02/16)

部員紹介(伊翁)

 さてさて、部員紹介もこれで三人目となりました。

 

 東大文芸部のブログを御覧になられております皆様、はじめまして。東大文芸部では東大文芸部公式サイトの挨拶の項を見て頂けるとお分かりになりますが、ここの文芸部は学内の方々限定ではなく、他の大学に所属している人でも多数参加しており、私自身も他大の人間で所属している大学では西洋史を専攻しております。ちなみに文芸部に提出する作品には伊翁と言うペンネームを使用しています。先に更新したお二方とは違い、私は昨年の六月に正式に入部しましたから、まだ作品も公式には一回しか提出していないのでまだペーペーです。

 

 ここでブログを御覧になっている皆様は伊翁などというまるで「字」のようなペンネームをそう考えないまでもどこかひねた様な名前だということで変に思うかもしれません。自己紹介ということですし、ペンネームの由来からと行きましょう。元々は初出の作品の演出効果の一つとして考えたついたモノです。本来は作品世界に描いた、作品世界の現実に存在する者とモノの印象から来る陰影の落差を激しくするのを狙い、「翁」というペンネームは登場人物とのギャップ、どこか上からのジトッとして鬱屈したような視線というものをわかりやすく表現するためにこのようなペンネームを付けました。そもそもペンネームというモノも旧批評の論法で俎板の上に載せられない限り、「名前それ自体も文学という創造においては作品とみなす。」という考え方を更新した本人は抱いておりますので、そもそもここで名乗る名前ですらも「翁」であろうと「名無しの権兵衛」と名乗ろうとと構いはしないのです。しかし、ブログを更新する名前もある時はAという名前を、そのまたある時はBという名前ところころと名前を変えていたのでは会の運営に支障が出てしまいますので、このブログでは初出の作品のペンネームを使用しております。

 

 自己紹介と名乗っているにしては自己のパーソナルに関することは全くと言ってよい程語っているような気がしませんが、区切りとして頃合も良い所です。では皆様、いったんこれで失礼します。

 

 

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